築30年以上の屋根瓦は危険!?ガイドライン工法で屋根瓦工事!実績豊富な浜松市TAIKENへお任せください

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瓦屋根の土葺き工法(湿式工法)は、瓦の下に大量の土を敷いて瓦を重ねていく方法です。土葺きのメリットは、大量の土の重さで強風に飛ばされない点と、断熱性が保たれる点です。瓦屋根は耐久性が高く、100年を超える年月に耐えることもあるほどで、大地震等の被害を受けない限り長い期間住宅を守り続けます。



しかし、メリットばかりではありません。土葺きのデメリットとしては、 大量の土と瓦で屋根の総重量が重くなり、建物全体に負荷を掛ける点です。それだけでなく、経年劣化により土が瘦せ、その下の野地板にまで影響が及ぶと、雨漏りの原因に繋がります。一見、瓦に破損箇所が見当たらなくても、瓦を外して点検してみると、下地の土と野地板の劣化が進んでいることが多くあります。



地震の揺れによって住宅が受ける影響の大きさは、屋根の重さと相関関係にあります。次の図のように、屋根が重いと揺れが大きくなり、建物全体に負荷を掛け倒壊しやすくなります。当然ですが、屋根が軽量になれば揺れは小さく、建物への負担も軽減できるのです。したがって、耐震面を考慮すると、屋根材を軽量にすることはとても重要なこととなります。




下の表は、瓦屋根の土葺きを葺き替えた時の重量を比較したものです。一般的な30坪の住宅の場合、土葺きでは約9,000㎏ですが、引掛け桟工法にするだけで約6,000㎏と3,000㎏も軽量化することができます。さらに、瓦屋根ではなく、別素材のスレート材にすると約2,000㎏、金属製の屋根材であれば600㎏と、その差は歴然です。




瓦屋根の土葺きを葺き替える方法をご紹介する前に、まずは、土葺きとはどのようなものなのかをご説明しましょう。土葺き工法は、瓦の下に大量の土を敷いて瓦を重ねていく方法です。粘土の接着力により瓦を固定させるもので、別名、湿式工法と呼ばれます